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摂食下障害とは

摂食下について

摂食嚥下とは、食物を認識して口に取り込むことに始まり、胃に至るまでの一連の過程を指します。
わたしたちは、食べ物を飲み込む時、気管が閉じふだんは閉じている食道が開いて食べ物が食道に入っていく仕組み(嚥下反射)があります。
また、誤って気管に異物が入ろうとするとむせたり、せき込んで異物を吐き出そうとすることは身体の持つ自然な反射(せき反射)です。

摂食嚥下障害

と誤性肺炎について

しかし、高齢になり、脳血管障害や認知症が進んだりして、これらの反射機能が低下し、唾液や食べ物が気管を通って肺に入りやすくなります。これを誤嚥と言います。誤嚥された中で汚染された唾液や食べ物は肺で炎症を起こします。これを誤嚥性肺炎と言います。高齢者で最も多いといわれる誤嚥性肺炎は最近よく耳にする言葉です。
肺炎で亡くなる方の9割以上が75歳以上の高齢者で、その多くは誤嚥性肺炎が原因とされています。肺炎が原因で亡くなる65歳以上の高齢者のうち、96%が誤嚥性肺炎によるものという最近のデータもあります。
また、90歳以上の死因では、肺炎が2位になっています。

どのような症状の時に、誤が疑われるのでしょう?

嚥下障害で、まず初めに起こるのが、「食べ物が口に残る、口からよくこぼす、食事の時間が長く、パサパサした食べ物(焼き魚など)が飲み込みにくい、お茶にむせる」などの症状です。これらの症状が見られた場合は、飲み込む能力が低下し始めていることが疑われます。

もう少し進むと「せき込む、むせる、たんが出る」の3つの症状が見られます。

​さらに悪化すると「食後、ガラガラ声になったり、声がかすれる、食事をすると疲れる、原因不明の体重減少」などの症状も起こります。

​食べる量が減って栄養不足になったり、水を飲む量が減って脱水状態になるなど、全身の健康状態を悪化させます。

誤嚥

食べるとむせる

このような症状が見られたら誤が疑われます

胸につかえる

食事中疲れやすい

​声の変化

原因不明の体重減少

​など

摂食下にお困りの方は、最寄りのかかりつけ医、かかりつけ歯科医にご相談ください。

埼玉県内の摂食嚥下を取り組んでいる医療機関はこちら

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